居抜き物件の前の店を知っておく

自分が起業をしたいと考えている分野が決まっている方は、居抜き物件を探す際に十分注意をしなくてはなりません。どんな事に気を付けなくてはならないのかと言いますと、前にどんな店が入っていたのかを調べる部分になります。同じ業種の店が入っても全く問題はありません、その方が自分にとってメリットが大きくなる場合もあります。前に入っていた店と自分がこれから行おうと考えている店が同じの場合は、設備投資をほぼしなくても良いです。本来は数百万円かかってしまうような設備投資をしなくても済むので、別の部分にお金をかける事ができるようになります。内装が自分の好みではない場合は、少し工事をしなくてはならないので、費用がかかってしまいますが、それでも一から始める際に比べると非常に費用がかからないと言って良いでしょう。前の店をしっておくようにしましょう。

居抜き物件はなぜいいのか

居抜き物件がなぜいいのかというと、まずは安く入手する事が出来るということです。費用が安くなるということは、その後のビジネス展開に大きく影響します。これがビジネスが成功するかしないかの分かれ目といってもいいケースもすくなくはありません。また、居抜き物件では、前回の使用者の考え方というのも参考にできたりします。いいところはそのまま使い、よくないところは直して使うということが出来ます。つまり、前回の経験を活かせるということにも繋がります。もちろん、これは、そうしたことの判断が出来る人が居抜き物件を入手すればということにもなりますが、こうした人の工夫というものが分かるというのも、このタイプの物件の魅力です。人の経験を活かして使うというのもビジネスでは大切なことです。それをする人としない人とでうまくいくいかないが別れることもあるでしょう。

失敗しない居抜き物件の見つけ方。

前のテナントの設備が残されていて、簡単な手直しだけで開業できるような契約形態を居抜き物件といいます。昔は飲食店などに限られた形態でしたが、最近では美容院や歯科医院なども増えてきています。水まわりの設備が残っているだけでも開業までの工事期間が短くなるので早く営業が始められ、その分収益につながるといったメリットもあります。同じ業種であれば、前の店舗の顧客を引き継げる可能性もあります。厨房などの設備が残っていればなおさら、初期投資を抑えることもできます。ただし気を付けなければならないのは設備の新しさです。あまりに年季の入ったものだと老朽化によるトラブルが起こりやすくなります。修理が可能ならまだいいのですが、最近の部品の保存期間はおよそ10年だということも頭に入れておきましょう。本当に使える設備かどうかを見極めることが大事です。